柴田さんの課題/女性や子供の身を守るアイテムは?

第2回とちぎアントレ最終選考プレゼンテーション(2015年2月7日)、柴田紗莉菜さん(当時:鹿沼高校2年)

第2回 とちぎアントレプレナー・コンテスト結果

 次代を担う若者に起業を通して自ら考え行動する力を養ってもらうことを目的に「第2回 とちぎアントレプレナ−・コンテスト」が開催され、高校生の個人・グループ11組が最終選考に進出しました。

 プレゼンテーション審査は2015年2月7日、宇都宮市陽西町の栃木県護国会館で行われ、“自分の会社の魅力”を熱い思いでアピール。

 表彰式と受賞者懇親会は3月7日、宇都宮市江野町の下野新聞NEWS CAFEで開催。最優秀賞には柴田紗莉菜さん(鹿沼高校2年)の「株式会社 P-project」が輝き、青木圭太実行委員長(株式会社青木製作所 代表取締役)より新会社開業資金100万円が贈呈されたほか、各賞を贈りました。

※第2回入賞者の在籍校と学年は2015年2月25日現在です。

第2回コンテスト結果
エントリー 206点(19高校)
★最優秀賞-------  鹿沼高校
★優秀賞----------  宇都宮白楊高校、宇都宮北高校
★審査員特別賞--  宇都宮白楊高校(2グループ)
★奨励賞----------  宇都宮白楊高校(2グループ)栃木農業高校(2グループ)、黒磯高校、大田原高校
◆コンセプト賞 11グループ 
◆アイデア賞 20グループ

〈ニュース掲載〉

■下野新聞2015年2月8日(日)付、3月8日(日)付 記事

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■下野新聞2015年4月7日(火)付 入賞者発表

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Tentre150407.pdf
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最優秀賞〈1点〉

●賞状 ●副賞(記念楯、賞金10万円)
●新会社開業資金100万円+育成プラン(平成27年度)


最優秀賞

小さなボディーガードをあなたの手元に

株式会社 P-project

          代 表  柴田 紗莉菜(鹿沼高等学校2年)

 日常生活の危険や不安を取り除き、人々の体と心を守る会社です。「小さなボディーガードをあなたの手元に」をコンセプトに、GPS機能で警察と警備会社との連携システムを搭載した近未来型防犯ブザー「safe heart」を提案します。ウエアラブルで、おしゃれにカスタマイズします。緊急時に警察や警備会社へ連絡でき、災害時は被災者の早期発見にもつながります。携帯電話のように1人1台まで普及させたい。最終的には携帯電話と連携し、ブザー本体が壊れても連絡が途絶えないようにしたい。


優秀賞〈2点〉

●賞状 ●副賞(記念楯、賞金3万円)


優秀賞

病気が早く治るように、“おしゃれ”で心を元気に!!

株式会社 medical art

          代 表  河田 祐美(宇都宮白楊高校2年)

 病気を早く治すには、心を元気にするケアが必要。そこで絵柄をプリントしたおしゃれな医療・福祉用品やパジャマを販売し、病気やケガで苦しむ人たちに元気を与える会社を提案します。有名人にサインや励ましの言葉を書いていただくことも考えています。病気が早く治るよう、お手伝いすることは医療費削減に貢献することにもなります。いつの日か、おしゃれな義手、義足をつけた人たちが楽しそうに街を歩ける社会をつくりたいです。

優秀賞

Light着物と若者向けイベントで、日本文化をPR

株式会社 和飾

   代 表  新保 龍馬(宇都宮北高校2年)

グル−プメンバ−: 細渕 晃平(文星芸大附属高校2年)

 和服、和食、礼儀作法など日本文化への関心が薄れつつある若い人たちに、もう一度日本文化に目を向けてほしい、と起業を思いつきました。着物を若い人を中心に普及させるイベントを開催し、着物の試着や着物コンテストを行います。また、安価で着やすい「Light着物」と名付けた若者向けの着物や、着物素材のジャケットやTシャツも作ります。世界を視野に入れ、外国人が多く訪れる場所に支店を開設することも考えていきたいです。


審査員特別賞〈2点〉

●賞状 ●副賞(賞金1万円)


審査員特別賞

花のエッセンシャルオイルで、心の医療に貢献

オハナノハナシ 株式会社

代 表  長島 栞菜(宇都宮白楊高校3年)

 現代人が抱えるストレスを軽減するお手伝いをしたいと思い、そのためには精油(エッセンシャルオイル)が有効だと考えました。お客様が好む花の精油を、農家や農業学校と提携し、安値で原料を仕入れることでリーズナブルな価格で提供します。アロマテラピーは医療が及ばない領域や慢性疾患、精神疾患のケアに効果があると言われます。そのアロマテラピーにより、ストレス解消、さらには福祉、心の医療に貢献できる会社にしたい。

審査員特別賞

1分30秒も早く、髪を乾かす方法を開発しました

美研究 株式会社

代 表  仲根 夏姫(宇都宮白楊高校3年)

 「髪の毛を乾かすことが面倒。もっと早く乾かせる方法がないのかな」と思っている女の子のために考えたのが「吸水機能付き手袋」です。手袋の指に装着型ブラシを取り付け、髪をとかしながら乾かすことができます。試作品での実験で、ふだん通り手で乾かす時に比べ1分30秒も早く乾かすことができました。すべての女の子が毎日の生活を楽しく、快適に、おしゃれに過ごせるような商品を提案できる会社にしていきたいと思います。


奨励賞〈6点〉

●賞状 ●副賞(クオカード5千円分)

 

奨励賞

お手軽に「食の冒険」が楽しめます

株式会社グルメコーポレーション

代 表  小二田 貴絵(宇都宮白楊高校3年)

グル−プメンバ−: 橋本 真梨奈(同2年)

※最終プレゼンは橋本さんが担当

 気軽に旅行気分を味わってもらうことを目的に、ネットやメディアで募集した会員に国内外の食べ物を届け、新しい食べ物に出会う機会を提供します。愛媛の柑橘類やフランスのチーズなど、本場やルーツの味を知る食の冒険は、新規性が高いと考えます。「地域の特産物に興味がある」や「忙しくて海外旅行ができない」、「料理に意外な味を取り入れたい」、「海外で食べた味をもう一度自宅で味わいたい」など、様々なニーズを満たします。

奨励賞

未利用魚に注目し、漁業を活性化したい

株式会社 おさっし

代 表 早勢 将弥(黒磯高校2年)

グル−プメンバ−: 鈴木 崇希(同)

 知名度が低く市場に出回らない未利用魚を積極的に販売し、漁業を活性化していきたいと考えています。刺身を回転させ回転寿司のような形で販売したり、刺身を自由に丼にトッピングできるようにしたいと思います。安く仕入れる未利用魚を目玉商品にし、大手チェーン店と差別化を図ります。多くの人に未利用魚を知ってもらうため、調理しやすい形にさばきレシピをつけてネット通販することも考えています。

奨励賞

樹の複製を作り、大切な樹を守り続ける会社です

株式会社 SAKURA art

代 表  山中 裕雅(栃木農業高校2年)

グル−プメンバ−: 毛塚 大地、峯 秋人(同2年)

福田 亮、飯田 祐矢(同1年)

 家族のシンボルツリーや寺院の御神木など、大切な樹をいつまでも守り続けていくことが経営理念で、想いをつなぐ「永遠樹」を提案します。一言で言うと樹の複製を作る会社です。遺伝子レベルの複製クローンを作り、お客様から移植の依頼があるまで育成、管理をします。歴史や伝統のある樹の複製を通して社会貢献、環境保護に取り組み、生産圃場に耕作放棄地を利用することで美しい農村風景の維持にもつなげていきたい。


[同時受賞]

 栃木イノベーション賞

 (提供/下野新聞社)

 ●賞状 ●副賞(図書カード5千円分)

  

奨励賞

家族などの音声付き絵本を制作、販売したい

株式会社 Book Paper

          代 表  矢部 結子(栃木農業高校2年)

 本離れが叫ばれている中、本のある環境をつくり読書への足がかりにしてもらうため、家族などの声を録音した音声付き絵本を制作、販売します。留守番をしている子どもも、この本を開くと寂しい思いをすることはありません。友人や恋人へのプレゼント、入学や結婚のお祝いの品としても利用できます。卒業の記念として夢や目標をお気に入りの絵本に録音し、数年後に送り届けるタイプカプセル的な利用も可能です。


[同時受賞]

 とちぎスマイル賞

 (提供/株式会社ピースノート)

 ●賞状 ●副賞(テーマパーク•ペアチケット)

  

奨励賞

ネットの便利さと、人の温もりを融合します

株式会社 ネット・ヒショ

代 表  小池 樹(大田原高校2年)

グル−プメンバ−: 大島 涼一(同2年)

 ネットを利用してお客様をアシストしマネージメントする会社です。メインのサービスは、メールの質問の答えをメールで返信する「メールサポート」と「スケジュール管理」です。既存の携帯アプリとは人の温もりで、また秘書と24時間対応でそれぞれ差別化を図ります。ネット社会の便利なところを残しつつ、仕事の中身は人間の手でやることによって、今までになかった人の温もりのあるネットサービスを提供していきたい。

奨励賞

日本を“交通安全の最先端の国”にしたい

株式会社 No more 交通事故

代 表  島田 風佳(宇都宮白楊高校3年)

 自動車の速度をコントロールし信号無視をなくす機械を開発するとともに、速度違反者のナンバープレートを読み込み、個人を特定して警察と車所有者の勤め先に通報するシステムを開発する会社です。このシステム開発で警察の目が届かない所での違反と事故を減らすことができます。事業資金はクラウドファンディングで調達することを考えています。将来、海外にも売り込み、「交通安全の最先端を行く日本」と評価されるようにしたい。


第1回 アントレプレナー・コンテスト