＜アントレを経験して気持ちに変化や気づき＞

とちぎアントレで優勝し起業してからの日々は、自分の未熟さと対峙することになりながらも常に自分の視界を広げ夢の実現に向けた希望を与えてくれるものでした。

私はこのコンテストに出場するまでスピーチコンテストや自己啓発型のイベントに参加したことはなかったため、限られた時間の中でどのように応募書類を作成したら良いか、プレゼンをどう作り上げていくかとても悩みました。しかし、経験のないことに足を踏み出したからこそ普通に高校に通っているだけでは決して出会うことのなかった新しい世界が見えるようになり、自分を飛躍させることができたのだと思います。Radio Berryなどのラジオに出演させていただいたり、栃木の学生団体へのお誘いを頂いたり、自分を応援してくださる沢山の方と出会えたことも大きな自信につながりました。アントレに出たことによって得られた予想外の目まぐるしい日常は今外出自粛の中で思い返すと更に刺激的で充実したものだったと感じます。

＜今どのような活動をしているか＞

現在私は、第６回アントレの優勝者として令和元年に設立した株式会社Blanc.C(ブランドットシー)を軸にジェンダフリーファションを広げるための活動をしています。今年の２月にはコンテストのご縁から東京虎ノ門の展示スペースをお借りし、早くもブランド初の展示会を開催することができました。２年分アントレ最終選考までを経験した者として選考を勝ち抜く大変さは身に染みて知っていますが、あの挑戦が確実に今の私を形作っていると思います。起業してからもコンテストに関わる皆様には多方面においてサポートをしていただいています。

＜これからどのようなことに挑戦していきたいか＞

今後はお世話になった皆様に恩返しができるくらい会社を大きくさせ、自分のコンセプトを社会に発信していければと思っています。また、展示会の準備において栃木県にも素晴らしい繊維産業が残っているのだと知りました。アーティストの都市集中を改善し栃木にクリエイティブな服飾系プラットフォームを作るというアイデアにもとても感銘を受けました。現在服飾の基本的な市場は海外にあるので、イギリスへの大学進学という機会を有用に受け止め日本人として、Blanc.Cの社長として世界に何をアピールできるか追求を続けていくつもりです。

＜社長を経験しての想い＞

応援してくださる方の存在がプレッシャーに感じる時もありますが、自分ではなかなか踏み出せない学生にチャンスをくださる方がいるというのは本当にありがたいことだと感じています。