Tentre2014 第2回 最優秀賞受賞者 近況レポート
株式会社 P-project 代表:柴田 紗莉菜 氏
(2020.5)
とちぎアントレプレナーコンテストを機に得られた数々の経験
事業を行いながらの大学在学中は、人生の選択に大変悩まされ、自分がどう生きていきたいか考える時期でした。
今わたしが一番やりたいことはなんなのか、わたしの目指す自分像はなんであるか。理想ばかりを追うのではなく、現実とも向き合い考えました。
やってみたいことだけを挙げたらきりがなく、もし私が会社を続けて富を経て、人脈を得た時、果たしてそれら全てができるのか考えたら、難しいと感じてしまうのではないかと思いました。私は会社を立ち上げやりたかったことをまだ1つも成し遂げられていないと感じています。しかし、とちぎアントレプレナーコンテストを機に得られた数々の経験は私にとって貴重なことばかりで今まで生きてきた世界では見ることができなかった大人たちのビジネスの世界が真正面から見られました。もっと事業を具現化して豊かな国、地域づくりに貢献できる人間になりたいと思う反面、そのためにまだ私が経験してみたいと思うことが山ほどあり、その中に就活をして就職を経験してみることも含まれていました。大学生活において学園祭の実行委員会、アルバイト、ボランティア、ゼミナール全てが私にとって興味深い活動ばかりで、そんな経験ができることに日々幸せを感じておりました。
話は脱線しましたが、私はまず一般の大学生のように就活を経験し、内定をいただきました。私のやってみたいお仕事です。私はもう少し自分のやってみたいことに貪欲にゆっくりでも1つずつ向き合い、達成していきたいと考えています。
結論としては大学卒業前に手続きをもって株式会社P-projectを休業し、企業に就職いたします。
私の夢は永遠に社長さんになることから変わることはありません。ある意味モチベーションだと思います。そのために自分が今できることは全てやってみたい。そんな気持ちです。これからも、社長として会社の代表となり、経営をしていく夢を追い続けます。高校生起業家として取り上げていただき、コンテストに出場することなくして得られなかった人脈、経験は大いに貴重な宝物であると感謝しております。
〈これからコンテストに参加する方へ〉
アントレプレナーコンテストにこれから参加する皆さんが、自分の今やりたいこと、将来やりたいことを具現化する場所がこのコンテストであれば良いと思っています^ ^
いつか参加したみなさんが会社を経営し、事業を成す時に私もどこかで会社を経営し、お会いできることを楽しみにしています^ ^
夢がありますよね^ ^
2020年 柴田紗莉菜
■柴田 紗莉菜(しばた・さりな)氏 プロフィール
・2014年9月 鹿沼高校2年の時、第2回とちぎアントレプレナー・コンテストにエントリー
・2015年3月 「株式会社 P-project」で同コンテスト最優秀賞受賞
・2015年3月 鹿沼高校卒業
・2015年4月 高崎経済大学経済学部入学
【 新会社開業資金100万円獲得 & 実際の起業に向けた支援プログラムに参加 】
・2015年8月 『株式会社 P-project』設立、代表取締役社長に就任
・2020年3月 大学卒業・就職を機に、会社を休業。数年後の事業再開を目指し、一般企業で活動中。